肝臓内科について
肝臓は体内で最大の臓器であり、代謝、解毒、胆汁の生成など多彩な機能を担っています。
肝臓の病気は、肝炎ウイルスへの感染、過度の飲酒、脂肪肝などにより長期にわたって強い負担がかかると、肝硬変に進行することがあります。肝硬変が進行すると、黄疸や腹水、強い掻痒感などといった症状が現れます。
肝硬変は一度進行すると病態が不可逆的なため、患者さんは強い苦痛を感じ、生活の質は著しく低下します。そのため、肝硬変へ進行する前にできるだけ早期に肝臓専門医による診断と治療を受けることが重要です。このような診断と治療を行う内科が肝臓内科です。
肝臓外来について
下記に該当する方は、ぜひ肝臓外来にご相談ください。
必要に応じて、詳しい検査をさせていただきます。
チェックリスト
- 健康診断で肝障害や脂肪肝の指摘をうけた
- 他院の検査でB型肝炎やC型肝炎の疑いや診断をうけた
- 家族に肝臓病の病気の方がいて心配
- 種々の生活習慣病にかかっており体重もふえてきた
- 普段から飲酒量が多い
- 以下「受診の目安となる症状」のような症状が見られるようになった
受診の目安となる症状
- 倦怠感
- 易疲労感
- 食欲不振
- 眠気
- 意識混濁
- 手指振戦（手や指が震える）
- 黄疸
- 尿の色が濃い
- 皮膚掻痒感
- 湿疹
- 風邪様症状
- 女性化乳房（男性）
- こむらがえり（足がつる）
対応疾患
- 脂肪肝
- 脂肪性肝炎
- アルコール性肝炎
- 薬剤性肝炎
- 自己免疫性肝炎
- 原発性胆汁性胆管炎
- B型肝炎
- C型肝炎
- 肝硬変
- 肝細胞癌
- 食道静脈瘤
- 肝性脳症
当院で受けられる検査
- 腹部エコー
- 上部内視鏡検査